学習環境を整え、学習習慣を身につければ子どもは自ら学べるようになります!
どこまで頑張るかは子どもや家庭の目標に応じて様々なので、学習内容は家庭によっていろいろあるかと思いますが、「学ぶ子」にするための条件はほとんど同じで環境や習慣が大事!
- 学ぶ習慣をつけるための環境はどんなものがいい?
- おうち学習の習慣をつけるためには?
- お家学習を楽にするためにあるといいものは?
- ゲームやテレビとの付き合い方
この記事では、お家学習の具体的な始め方、続けるためのポイント、そして学習の習慣化まで、実体験と工夫を交えて詳しく紹介します。
他にもわが家のゲームやYouTubeとの付き合い方も紹介しています。
お家学習の魅力とは?
お家学習には“個性に合わせた学び”や“家族とのコミュニケーションが取りやすい”など、たくさんのメリットがあります。
通塾の負担が減り、空いた時間を有効活用できる点も見逃せません。
でも最大のポイントは「子どもが自分のペースで成長できる」こと。
得意な部分を伸ばし、苦手分野も安心して向き合う力が育ちます。
続けるポイントは習慣化!
1.習慣化しやすい学習環境をつくる
場所はリビングでもOK!でも学習スペースは必要です◎
学習机、勉強場所は必須
大きさは関係なく、一人一台の学習スペースは必須です!
ダイニングテーブルで勉強をしたり、みんなで一つの机を共有するという方法だと、毎回机に勉強道具を出して、毎回片付けるという手間が増えますよね。
わが家もダイニングテーブルを使ったリビング学習や3人共用の大きいテーブル1つなどいろいろ試してきましたが上手くいかず、一人一台学習机を準備することで今は上手くいっています。
学習机が習慣化に役立つメリット
- 手の届くところ(目に見えるところ)に教材を置ける。
- いちいち片付ける必要がなく出しっぱなしでよい。
- すぐに取り掛かれる。
おうち学習で大事なのはやろうと思ったときにすぐに取り掛かれることなので、自分に合ったレイアウトで使いやすく、取り掛かりやすく工夫できるところも最高だと思います◎
幼児でも小学生でも、声かけももちろん大事ですが、目に見えるところにないとやりません。(知育のおもちゃとかもそう。)
あと、取り掛かるまでに時間のかかることも面倒になりがちで後回しにしがち。
今やってほしいことを目につきやすいところに置いておくことで、学習へのハードルを下げることができます。
「今日やるプリント」を机に並べておくと勝手に手を付けているということもよくありますよ。
兄弟同士机の上は見えないようにする
人がやっているものは魅力的に見えがちなので、兄弟で机を並べる場合は隣の机が見えにくい工夫をするのがおすすめです。
- 「上の子が下の子の答えを言ってしまう」
- 「下の子が上の子の学習の邪魔をする」
歳の近い幼い兄弟あるあるです。
上手に仕切って学習のプライベート空間を作ってあげてください。
\わが家はこれを使っています/
机の高さ調節もできるため、幼児からの使用に最適です◎
ツインデスクにでき、中央を仕切れるので兄弟で机を並べる家庭におすすめ!
学習場所はなるべく親がいるところが◎
幼児~小学生はなるべく親の目が届くところに学習場所を作るのがおすすめです!
わが家ではリビングに面している6帖くらいの和室に勉強机を3台置いています。
ごちゃごちゃしていて狭い!そして、男の子の部屋なので汚くてすみません・・・、こんなですが学習環境としてはわが家に合っています◎
- 2才半~6才の兄弟全員同じ部屋で勉強するので、誰かがやっていれば自分も!と相乗効果を期待できます!
- たまにですが、上の子が下の子に教えていることもあり、双方の学習になっています。
- 呼ばれたらすぐに様子を見に行けます。
この場所は私が大体いつもいるキッチンからちらっと見える位置にあるので、子どもたちは常に私の存在を感じ取り安心して机に向かってくれます。
勉強の邪魔にならない工夫が必要!!
他の兄弟が遊びだすと、どうしてもそちらに興味を持っていかれるので、おもちゃで遊ぶ人が場所を移動するというルールを作っています。(本を読む、机で知育遊びをするなど静かなものはOK!)
ピアノの練習も誰かが勉強しているときはヘッドホンを付けてもらうようにしています。
わが家は生活環境がほぼリビングとこの勉強部屋なので、学習の邪魔になるテレビはほとんどつけません。(朝から夜までほとんどついていません。)
2.学習時間を決めて習慣化
何度も出てくる「習慣化」。わが家のお家学習はほぼ習慣で成り立っています。
子どもへの習慣づけは親のサポートが欠かせません!
ある程度習慣がつくまでの期間、声掛けをし一緒に実行していきます!
声をかけるだけではなくて、慣れるまで一緒についてやると効果的!
勉強のタイミングを決める
小学生なら子どもと相談して決めてもいいでしょう。
帰宅後からの流れを相談し、いつ勉強をして、いつ自由時間を作るのかを決めるといいと思います。
慣れないうちは、一日の流れを紙に書いて貼っておくのも◎
毎日やることにくっつけると楽。
今毎日当たり前にしていることにくっつけて習慣を作ると流れが作りやすい!
何時に何をするだと無理な時も出てくるので、わが家はこれの後にこれをする。という流れができるようにしています。
わが家は帰宅→翌日の準備→宿題、プリントまでをワンセットの流れにして習慣化を定着しています。
長男はもう4年ほどこの習慣の流れの中で生きています。笑
早ければ早いほど楽。
習慣づけは、早ければ早いほど付けやすいと思っています!
余計な習慣が身についていない時期の方が、学習習慣をつけやすいと感じています。
幼稚園から帰ったらテレビを見るとかゲームをするのような行動が習慣になっていたら要注意!習慣を変えるのが一番難しいと感じています!
まず親が習慣を守る!
習慣になるまでの間は、親が率先して声をかけ、一緒にやる時間を作るとうまくいきます!
まず1か月子どもと一緒に勉強時間をとってみます!
声をかけるだけでなく一緒にやりましょう!それが子どもの習慣化の一番の近道です!
計画に無理があり、修正が必要なら適宜修正していきます。
3.簡単なものからを始めてみる!
紙のワークを使った簡単な学習から始めるのがおすすめ!
タブレットを使用した学習より、ペーパー学習の方が学習効果が高いとされていますし、ワークは手に入りやすいので、始めやすくておすすめです!
子どもにとって難しすぎる問題だと続かない原因になってしまうので、習慣になるまでは“楽しさ”や“好きなキャラクター”も取り入れて、子どもの「やってみたい!」気持ちを大切に。
\初めての学習に最適!/
4.ゴールを見やすくカレンダーで記録する
わが家はZ会のがくしゅうカレンダーを使用していますが、
カレンダーで学習を管理すると、その日のゴールが分かりやすく、かつ達成感を可視化しやすくておすすめです。
わが家は通信教材を使用しているので、自然と「毎月冊子を終わらせる」という目標になっています。
おうち学習が楽になるアイテム!
すぐに必ず必要!というものではないですが、あるとさらにお家学習が楽にはかどるアイテムはあります!
プリンタは持っておきたい◎
プリント学習するならぜひ持っておきたい!
- 問題集を何度も繰り返し問題を解く
- 同じ問題集を兄弟間で使いまわす
- 配信データをすぐに印刷できる
- 無料プリントを印刷して使う
などなど、お家学習には必須だと思っています。
幼児なら無料でぬりえやシール貼りなど活用できるものがたくさんあります!
もちろん、コンビニで印刷することも可能ですが、労力とコストを考えると安いプリンタを1台持っておくとお家学習がとても楽になります。
普通の家庭用プリンタと安い紙を使っています◎
1台はタブレットが欲しい!
プリント学習を推奨していますが、タブレットもこの先必要になってきます!
学習のメインに使うというよりはあくまで学習を助けるアイテムとして、学習用タブレットを1台使っています◎
わが家はスマホがiphoneなので、ipadを使っています。
タブレットは高額ですが、お家学習程度なら最新の機種である必要は全くないので、数世代前の整備済み商品とかでも十分です◎
プリント学習+オンラインの活用でおうち学習の幅が広がります!
- オンライン英会話
- 隙間時間の学習
- 映像授業での解説
- プログラミング講座
- Z会のオンラインコンテンツ
家で英会話をする予定ならタブレットは必須です。
Z会でも英話はオンラインコンテンツになっており、家で英語学習をするならタブレットやPCは欠かせません・・!
もちろん、PCやスマホでもできないことはないですが、
画面の大きさ、操作のしやすさはタブレットが1番です◎
子どものやりたいことと両立させよう
おうち学習の最大のメリットは時間を自由に使えること!
学習が子どものためであることは間違いないですが、学習だけが全てではないはず◎
子どものやりたいことと上手に両立できるよう、学習内容や学習時間は話し合って決めるといいと思います。
習い事との両立
わが家も習い事に行く時間はもちろん、家での練習時間もしっかり確保しています!
子どもの集中力や子どもが自分のために使いたい時間。必要な睡眠時間などを考慮し、子どもにあった計画を立てられるのもおうち学習のいいところ。
長い時間、たくさんの量をやればいいというものでもないので、隙間時間を上手に使って学べるように工夫しています。
どんな内容の学習をいつどのくらいやるか。
ゲームやテレビとの付き合い方
男の子は特に学校でゲームの話をしたりもするようで、ゲーム大好きな子も多いかと思います。
そしてゲームが好きだと、YouTubeの配信も見たがるんですよね。
分かります。
わが家の息子たちもマイクラ大好きです。ただ、ゲーム機ではなくタブレット版で遊ばせるようにしています。
幼稚園児の頃からキッズタブレットでマイクラをやっており(学習用とは別)、どうせならとゲームやYouTubeとの付き合い方を学ばせています。
わが家の付き合い方
- 必ずルールは守る。
- Family Linkアプリで完全に管理。
- YouTubeの視聴は30分まで。
ゲームが全て悪いというわけではなく、ゲームばかりやってしまうことが問題だと思うので、わが家では上手に付き合う方法を教えるという方針を取っています。
ルール
- 1日のやることが全て終わったら使ってもOK!
終わるまでは使用禁止です。タブレット自体ロックしています。
タブレットだからできることではありますが、FamilyLinkアプリで完全管理しているので、YouTubeも30分でロックがかかり使えなくなります。
端末も寝る30分前には自動でロックがかかるのでやりすぎ防止になっています。
今までの使用状況にもよりますが、最初は文句も出ると思います。
わが家も最初はかなり揉めました。
ほとんどテレビやゲームに触れていないわが家でもゲーム導入時は大変だったので、今まで自由にテレビやゲーム、YouTubeをしていた子は急に時間を短くすることにかなり抵抗が強いかと思います。
これはもう仕方がないです!
最初は強制的ではありますが決めたルールの中で使っていくうちに、
子ども自身も我慢することを覚えたり、決められた短時間で効率的に遊ぶ方法を考えたり、学習効率を上げて勉強時間を短くしてくる子もいるかもしれません。
どちらにせよ高学年になるにつれて学習時間は増えていきますので、早いうちにゲームとの付き合い方を学ぶのがいいかと思います。
絶対にやってはいけないこと
ルールを決めたあとに絶対にやってはいけないことは、
- 親がルールを破ること
- 子どもの前でゲームやYouTube、スマホをすること
当たり前ですが、まず親がルールを守ります。
決めたルールは必ず守るという姿勢を見せることが大事!
そして、決めたルールは親にも適用しましょう。勉強している間のスマホもやめておいた方がいいでしょう。ゲームやYouTubeなんかは言語道断です。
どうしてもやりたい場合は子どもがゲームをする時間に合わせるか寝た後にやりましょう。
お家学習は「小さな一歩」と「続ける工夫」が大切
おうち学習を始めたいと思ったらすぐにでも始めましょう!
一番大事なのは毎日の積み重ねです。
習慣化も今から始めるのが一番早く習慣につながります。
お家学習は家庭ならではの自由さと、親子の距離が近いからこそ楽しく続けられる工夫が活きてきます。
完璧を目指しすぎず、“できた日”“続けられた時間”を認め合うことでも、自然と習慣化しやすくなります。
子どもが「学び=楽しい!」と思えたら、家庭の空気もさらに明るく。
お家学習は、小さな一歩から家族みんなの成長の時間につながります。
家庭のスタイルで、無理なくお家学習の習慣を育てていきましょう。







