

私も外活動は好きではなく、虫や汚いのも好きじゃないのでキャンプをやりたいと思ったことはありませんでした・・・。
そんな私がなぜ毎月キャンプに行くのか?それは、子どもが喜ぶだけではなく、虫や汚れが苦手な私にも自然の中で暮らすメリットがあったからです!
- 親自身のストレスが大幅に減った
- 親子の関係性が深まった
- 夫婦関係も良好に
この記事では「なぜキャンプが、子どもと親の両方に効果があるのか」を解説していきます!
わが家が積極的にキャンプへ行く理由
もちろん子どもが喜ぶという理由はあります。
ただ、普段働いており時間がないからどうしても料理を作る時間や家事の時間。いろんな時間をササっと効率的にこなすことを優先してしまっています。


次男も「お手伝いしたい!」と積極的に声をかけてくれますが、一人やるともう一人。そしてやりたいお手伝いは包丁を使ったり、火を使うようなこと。
誰が何をするか競い合ってすぐケンカ・・・・

そんな悩みを解決してくれたのがキャンプ!
テントの設営から始まり、火おこしなど、子ども同士で協力し自由にゆっくり料理を作れる貴重な時間となっています。
家で自由に・・・はあと片つけ大変だなと思ってしまいますが、キャンプでは、どうせ全部片付けるので本当に子どもたちの自由にさせてあげることができます!
キャンプが子どもの脳に与える効果

五感が同時に刺激される
- 視覚:星空、紅葉、野生動物
- 聴覚:虫の鳴き声、風の音、焚き火の音
- 嗅覚:薪の香り、自然の香り、キャンプ場の空気
- 味覚:自分たちで作った食事、自然の中での食事
- 触覚:テント設営、火おこし
これらの複合的な五感刺激が、テストや習い事では決して得られない「脳全体の活性化」をもたらしてくれます。
非認知能力が育まれる
自己肯定感と問題解決能力
テントのペグが上手く打ち込めない、薪の火が中々つかない。キャンプでは失敗の連続です。
そんな時に、子どもたちは親の指示がなくても、自分たちで考えて自由な発想で行動してくれます。薪がつかないときに自発的に落ち葉や枝を集めてくれたり、どの植物がよく燃えるか考えたり・・・
これらの自分で考えてできたという経験の蓄積が、後の人生のレジリエンス(困難対処力)を形成してくれます。
主体性と意思決定能力
わが家のキャンプはほぼ全てを「子ども主体」で行動しています。
親が決めるのではなく子どもが決めたことをサポートするようにしています。
何をして遊んで、いつご飯を作り始めるか、テントや机のセッティングの位置まで子どもが好きなようにします。
「共同作業」が親子の絆を深める
キャンプでは、親子で一緒に問題を解決する必要があります。
さまざまな「小さな困難」を親子で一緒に乗り越えることで、子どもは「親は自分の味方だ」という信頼感を得やすくなります。
親も不慣れなことが多いので、子どもと一緒に相談しながら問題解決を行うことで、より絆が深まります。
自然を満喫する体験
キャンプでは、自然のリズムに従うしかありません。
- 朝は自然と目覚める
- 夜は自然と眠くなる
- 親もスマホをOFFにすることで、家族そろってデジタル断捨離できる
この自然に合わせた生活を送ることで自然を満喫できます。
キャンプの驚きの効果を、Sport-Fitness-Advisorの記事を参考に3回シリーズでご紹介しています…
キャンプという「非日常」が生む「学びの連鎖」
「キャンプでの体験から、さらに深い学習が始まる」ということです。
例えば、夏にクワガタを採集したら、帰宅後、子どはその虫について深く調べ始めます。
- 「クワガタはどのくらい生きるの?」
- 「クワガタのオスとメスの見分け方は?」
- 「クワガタはどんな食べ物が好きなの?」
このような疑問が、親が教えなくても、子ども自身から生まれるのです。
つまり、「キャンプという体験」が「知的好奇心の種火」となり、その後の「図書館での調べ学習」「学校の図工での制作」へと、自然に繋がっていくのです。
これが、まさに「体験から学習へ」という、理想的な学習プロセスになっています。
疲れたワーママのメンタルヘルスを回復させるキャンプの力
- 仕事と育児の日常で、ワーママの脳はコルチゾールが常に過剰分泌されています
- キャンプという「自然環境」が、ホルモンの低下をもたらしてくれます。
私も日々の生活で過剰にかかったストレスが解放される感覚があり、
義務にも時間にも追われない環境が心の余裕につながり、普段の自分を取り戻せています。
「完璧な親」から解放されることで、子どもとの関係も良好に。
- 家事、育児、教育、きちんとしなければというストレス
- 親なんだからできて当たり前というプレッシャー
親なんだから、大人なんだから、ちゃんとやって当たり前。子どものお手本になる生活をしなくては。という日々のストレスもキャンプによって解放されています。
キャンプでは、出来ない、わからない自分を認めることで、子どもにも助けてもらってもいいという感覚を持てるようになります。
子どもたちにも、親も出来ないことがある、ママも誰かを頼っているという意識ができ、日常生活でも助けてくれる存在になります。
「親のメンタル回復」が子どもにもたらす好循環
親のメンタルが子どもの脳に与える影響
ミラーニューロン理論というそうです。
- 親がストレスを感じている時、子どもはそれを感じ取り、自動的に不安になる
- 親がリラックスしている時、子どもも自動的にリラックスする
つまり、親がメンタルをセルフケアできることは子どもの心理的安定につながるということ。
親の「心の余裕」が生む子育てへの対応の変化
私自身自分の気持ちの余裕が子育てに影響しているということを身に染みて感じています。
ストレスが溜まっているときは、指示的な声掛けになりがち。
あれした?これした?と確認する毎日で、だんだんと○○しなさい!と強く指示するようになってしまうことも。
私はキャンプを通して、自分と子どもは別の人で対等な存在であるということを再認識しています。
ワーママがキャンプを継続するための工夫

わが家が、忙しい中でもキャンプを継続できている理由は、以下の工夫があるからです。
「完璧なキャンプ」を目指さない
映えを意識し始めると大変になります。わが家は行けばOKスタイル!
わが家のキャンプは、かなり「ラフ」で「適当」です。
- テントは設営の楽な一体型
- 朝食も、簡単なものが多い
- 食べるものは近くのスーパーでみんなで買った決める
「親が完璧に準備して、子どもに体験をさせる」のではなく、「親子で一緒に、その場でやってみる」というスタイルです。
おしゃれなキャンプ飯とかほとんどしません。
「子どもの主体性」が最も引き出される方法をとっています。
キャンプ場は近くてきれいな場所を選ぶ
わが家は、自宅から1時間以内のキャンプ場に限定しています。
長距離運転は肉体的な負担が大きくなるので、なるべく近いところでいくつかキャンプ場をピックアップしています。
トイレが近くに設置されており、サイトの区割りがキレイな場所を選ぶようにしています。
キレイに区割りされて囲ってあると、子どもが自由に動いても迷子の心配もなく安心ですし、サイトの予約が可能なことが多いため、早めに行って場所取りをするというような負担を軽減できます。
近ければ万が一、子どもが「帰りたい」と言ったときも、すぐに帰宅できます。
無理をしない
真夏や真冬は無理をしてキャンプに行かないようにしています。
8月や12月~3月は避けて、快適に過ごせるシーズンにたくさん行くようにしています。
キャンプは最強の親子体験!
キャンプは決して楽ではありません。むしろ不便です。でもその不便さが子どもの「生きる力」と、親の「心の余裕」を与えてくれます。
自然で過ごす時間は、子どもにとってだけでなく、親自身にとっても、「心が満たされる、人生を豊かにする時間」。仕事で疲れた心と体も癒してくれます。
親のメンタル回復と子どもの自由な体験を両立できる活動はキャンプ以外にはないと思っています。
普段忙しくて子どものやりたい!を叶えられない共働き家庭こそ、子どものやりたいことを自由にやらせてあげられるキャンプは最強の環境です。
